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インドネシア アチェ州 ラクヤット農園 ナチュラル

テイストテイスト(味わい・風味)
飲みやすくピーオネ・ベリーA・巨峰のような黒ぶどう系の甘酸っぱさを感じます。

黒ぶどうの実と皮のあいだにある酸を思い出してくださいね。冷めるにつれて ベリーAを想わせる厚みのある甘さが流れ込むでしょう。


» なぜ、甘酸っぱいのか?
甘酸っぱさを感じるのは『ティムティム品種・ティピカ品種』が混ざっているからでしょう。さらに、標高が約1300-1600mと高く、火山灰土壌と寒暖差で果実が引き締まっているのも要因のひとつです。

レーキを使い、12日から15日間かけて均等に乾燥させているのも良質の酸が生まれる要因なのでしょうね。


» ティピカ品種とは何ですか?
現存するさまざまなアラビカ種はティピカから派生している。この木の外観は円錐形に成長する。

3.5-4.0メートル程度にまで成長する非常に背の高い木。側生枝は、直生枝に対して50-70度の角度で伸びる。若葉は、赤みがかったブロンズ色。生産性はあまり高くない。優れたカップクオリティーを有する。

淹れ方のアドバイス

» 注ぐお湯の温度で味わいが変わる
93℃くらいのお湯を注げば、冷めるにつれて、赤ワインを想わせる酒石酸が表れ、余韻にベリー感があります。

85℃くらいのお湯を注げば、酒石酸がわかりやすくなります。ただ、味は希薄なるでしょう。

コーヒーを淹れて3分経過したのち飲めば、黒ぶどう感がよくわかりますよ。温度が下がれば、味蕾が甘味を感じやすくなるからです。




じっくり丁寧に注げば、質感が上がります。3分以上かけて丁寧に淹れると、渋みが増えるので要注意!!

95℃以上のお湯を注げば、渋みが出やすくなります。ただ、渋みを感じるかどうかは、ひとによります。


85℃のお湯を注いで渋みなど嫌いな味が出なければ、93℃で淹れてください。抽出効率がよくコーヒー成分も多く出ます。

渋みが出れば、お湯の温度を下げてください。そうすれば、渋みは感じなくなるでしょう。さまざまな抽出温度で試してくださいね。


ちなみに、93℃のお湯で注げば、抽出効率が良いので、コーヒー成分も抽出されやすいです。ただし、コーヒーベッドを壊したり削ったりしないでください。

壊せば、あなたの嫌いな味が出ます。







■ 抽出器具
・コーノ ドリッパー
・コーノ 純正フィルター

■ 抽出の基本設計
・コーヒー粉 : 粗挽き 10g
・お湯 150cc
・お湯の温度 93℃
・粉と水(お湯)の比率は 1:15
・できあがり量は、130ccくらい
お湯を160ccにすれば、水の分子間に取り込まれる成分が多くなり、味わいも複雑になりますよ。

■ 淹れ方
① お湯 20cc 均一に回し掛ける。
② 蒸らしなし。
ここから4回に分けて注ぐ。
③ 10cc +30cc + 70cc + 20cc
④最後のお湯は落とし切る

■ 淹れ方③からのお湯の注ぎ方

  • お湯は、素麺ぐらいの細さを想像して注ぐ

  • まず 10cc + 30cc のお湯は、コーヒーポットの口をできる限り下げて注ぐ

  • つぎの70ccのお湯は、コーヒーポットの口をできる限り下げて注ぐ

  • 最後の20ccのお湯は、コーヒーポットの口を高く上げて注ぐ



» お湯を注ぐ高さを上下させコクを出す。

  • 高く上げれば » 高攪拌。スッキリ味になる。

  • 0mmを目指し下げれば » 低攪拌。濃厚なコク傾向。



高く上げる限度の位置は、お湯が割れる高さから、すぐ下のところ
この位置こそが高攪拌になる


  • お湯を真ん中に真っすぐ落とす

  • お湯を攪拌させない

  • 懸濁液の高さを維持する


このように注ぐと 過度な粉っぽさや渋みがなく、フルーティーな余韻が出ますよ。

■ 3分ほど経過してから飲む
淹れたてのコーヒーを飲めば、熱すぎて味がよくわからなかったりします。「味がわからん。」となれば、3分ほど経過してから飲むといいですよ。

ひとの味蕾は、コーヒーの温度が体温に近くなるほど、甘みを感じやすくなるからです。
» 口腔内への温度提示と食品の温度が食体験と味覚に与える影響

» 1回目の味の出方を参考しながら好みの味に近づける
コーヒーは『淹れて飲む』を繰り返しながら好きな味になるようにする飲み物です。1回目の味の出方を参考にして、2回目3回目と好きな味になるように淹れ方を工夫してくださいね。

1回目の抽出から、ベストな味を狙えば、ストレスを感じたりします。(-_-)

店主も1回目で美味しいコーヒーが淹れられる確率は低いです。ただ、味の修正のコツを知っているので、徐々に好きな味に近づくのです。




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coffee
中浅煎り

インドネシア アチェ州 ラクヤット農園 ナチュラル 商品コード:CS384

【 販売価格 】¥670(税込)
在庫状態 : 在庫有り
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電球のアイコン 挽き具合の調整もお受けいたします

生産地の特長

» インドネシア アチェ州 ラクヤット農園の産地情報をお伝えします。

ラクヤット農園を所有するアウリア・カーフィと近隣の15生産者から作りげたロット。今ロットのメインプロデューサーは『アウリア・カーフィ』。

カーフィ氏は、親からコーヒー農園を十代で受け継ぐ。カーフィ氏は、スペシャルティーコーヒーに特別な関心を持っていた。

けれども当時、地元では、まだスペシャルティーコーヒーの需要があまりなかった。カーフィ氏は、数年間はコーヒー栽培をやめて、近くの火山から採れる鉱石ベスビオナイトを売り歩いていた。


コーヒー業界に戻り、三十代になったカーフィ氏は、コーヒー栽培に留まらず、コーヒービジネスを拡大し、古いバンを使って、近隣の生産者からもチェリーを集買するようになった。

現在カーフィ氏は、ルクプ・サブン・パンタンシレ・ラタワリ・ゲガランの生産からチェリーを買っている。


買い集めたチェリーは手選別で仕分けされる。綺麗な水で2日間かけて洗い、パティオに広げて乾燥工程へ。レーキを使い、12日から15日間かけて均等に乾燥させていく。

仕上がったナチュラルは、ジューシーでトロピカルフルーツのようなフルーティーさと甘さを兼ねたロットに仕上がっている。

アタカ通商㈱ 様 より引用


産地情報
生産国 : インドネシア
地域 : アチェ州中アチェ県べべセン
生産者 : アウリア・カーフィと近隣の15名の生産者

クロップ : 2024/2025
規格 : G-1。スぺシャル・プレパレーション

欠点規格 : 0-3/300g
スクリーン : スクリーン15UP

» 木の品種
アビシニア・アテン・カツーラ・ガヨ・ティムティム・ティピカ

» その他
標高 : 300-1600メートル
土壌 : 火山灰土壌
精製方法 : ナチュラル

開花時期 : 2024年7月-9月
収穫時期 : 2025年3月-5月
船積時期 : 2025年7月

保管方法 定温倉庫

定温倉庫でコーヒー成分の減少を防ぐ
仕入先が委託している倉庫では、季節に応じて温度や湿度の管理をおこないます。

コーヒー豆は、15℃に設定された定温倉庫で保管され、コーヒー成分の減少を抑えています。

コーヒー成分が保たれていると、3年前に収穫されたコーヒーを飲んでも、味わいの少なさを感じさせません。

もっとも年数が経つにつれ成分は減少します。
次回の販売は未定です
さまざまなスタイルのコーヒーを生産している「インドネシア」。インドネシアのコーヒー豆は、年間をとおして流通しています。

けれども珈琲工房サントスでは、良い状態のコーヒー豆しか扱わない方針です。

次回、商社から入荷情報があっても、販売するかどうかは定かではありません。

次回も品質がよければ販売します。