2026/05/11
中東の情勢がコーヒーに及ぼす影響
» 仕入先さん情報
ホルムズ海峡の閉鎖がコーヒー、特に価格にどのような影響を与えるのか、というお問い合わせをいただいています。
「コーヒーはホルムズ海峡を通らないかもしれないが、
海峡の閉鎖はコーヒー価格に影響を与える」という結論で仕入先さん情報をもとにお伝えします。
コーヒー自体はホルムズ海峡を経由しません。ただ、石油や天然ガスや肥料製品は通過します。戦争への対応としておこわれたイランによる海峡閉鎖は、これら商品の世界的な供給不足を引き起こしたのです。
石油から生産されるディーゼル燃料は、海上輸送用のコンテナ船や港へのコーヒーの輸送に必要なトラックの動力源として使用されています。さらに、一部の輸送ルートには『
戦争リスク割増料金』が課せられています。
コーヒー栽培に使用される肥料については、世界の供給量の約半分がホルムズ海峡を経由しています。これらの肥料は硫黄を主成分とし、カリウム・リン・窒素などのミネラルを含んでいます。
海峡閉鎖以来、これらの
肥料価格は2倍以上に高騰しています。石油と同様に、肥料不足は生産者に直接的な影響を与え、コーヒー農家の生産コストの大幅な上昇を招きました。
ホルムズ海峡閉鎖の影響による、これらさまざまな製品の価格上昇は、珈琲工房サントスが支払うコーヒー料金に反映されているのです。
■ 輸入するまでの費用が上昇する要因2つ
・損害保険会社による船舶戦争保険の保険料が割増になる
具体的には、数倍〜10倍以上になる
・船舶の燃料価格が急騰する
約68.0%上昇による燃油サーチャージの値上がり
■ 輸入商品の到着が遅延する要因4つ
・航路の変更による輸送期間が長期化する
・おもな中継港で貨物が滞留し、港が混雑する
・スケジュールの乱れによる欠便が増加し、利用可能な船のスペースが減少する
・空コンテナの回収が遅れ、コンテナが不足する懸念がある
このような状況になっています。
コーヒー大手2社が値上げを発表!
» キーコーヒー株式会社
2026年3月1日(日)納品分より、一部の家庭用コーヒー製品の価格を改定いたします。
» 家庭用コーヒー製品の価格改定について
» UCC上島珈琲株式会社
2026年3月1日出荷分から、業務用レギュラーコーヒー製品、家庭用レギュラーコーヒー製品の一部の価格を改定します。
» 業務用、家庭用レギュラーコーヒー製品の一部価格改定について
2026年に入り、為替155円台のコーヒー生豆がコーヒー産地から、届き始めました。155円台のものが入荷してくれば、コーヒー生豆の調達価格に多大な影響をもたらします。
上場企業といえども、対米ドルで155円付近の為替が続けば、値上げをせざるをおえません。
為替が140円ぐらいまで下がってくれば、コーヒー価格が落ち着いてくると思われます。
ただ日本は、世界主要先進国のなかで、もっとも低い実質金利水準を維持しているので、為替は対米ドルで高値安定となり、物価高が続くと思われます。
読んで欲しい記事2本
コーヒーを淹れ始めるときの必要な器具を確認したいかたは、読んでください。
» 【ハンドドリップ用の器具10点をご紹介】必要な入門道具一式を珈琲専門家が解説
「コーヒー豆を買う量がわからない」というかたに、おすすめの内容です。
» コーヒー豆・粉を一度に買う量は?
それでは、いつもご愛飲いただいてるあなたへ、店主
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