2019.10.04 更新 | 2017.11.06 公開
「コーヒーの入れ方|淹れ方」の記事をご紹介
コーヒーの淹れ方の練習をしていただくと、どなたでも簡単に香り高いコーヒーが作れるようになります。この記事では、おいしくコーヒーを淹れることができる方法の一つ、ハンドドリップのことについて書いています。
●19/10/04・淹れるコツを追記 ≫≫ 詳しく読む。
目次
コーヒーが大好きな方であればハンドドリップは、きっと上手になります。練習する時間は每日コーヒーを1杯入れてみることだけ。
そうすれば個人差はありますが、練習する期間は半月~1ヶ月もすれば、とても上達をしているでしょう。まずは、取り組んでみましょう。
コーヒーを入れる準備しましょう
必要な道具は。
コーヒードリップポットとコーヒーサーバーもしくは、コーヒーカップが必要。その他、必要な物は。
メジャースプーン(10g用)・ペーパーフィルーター・コーヒードリッパー・湯沸し用ケトルです。
正しく10gを計量できるメジャースプーンを選んでください。
● 関連記事 >> メジャースプーン(10g用)についての解説は、こちらから。
前準備。
ドリッパー(陶器の場合)・コーヒーカップ・サーバーを、お湯で温めます。
①・ペーパーフィルターの準備。
ペーパーフィルターのシール部分(底と側面)を互い違いに折、ドリッパーにピッタリと押し当てます。
コーヒードリッパーは水を掛けて濡らし、水滴を付けておきます。その際フィルターにも水を掛けてしまい、濡らさないこと。空気の逃げ道が無くなります。
フィルターには水滴がわかずかに付く程度で良いです。付いた水滴が”のり”の役目をしてくれます。
粉の挽き具合の基本は。

②・コーヒー粉の準備。
コーヒー豆をコーヒーミルで挽いてください。粉の挽き具合の基本は「粗挽き~中挽き」が良いです。
豆の分量は、メジャーカップ1杯(10g)が1人分(お好みにより加減してください)。
③・コーヒー粉をペーパーフィルターに入れます。
そしてコーヒー粉が平らになるように、ドリッパーを少しゆすりましょう。
お湯の準備の基本は。
④・必ず沸騰をさせます。お湯を沸かすためのケトルを使って、2~3分間お湯を沸騰させます。
お湯を細口ドリップポットに移し替えて、温度を少し下げます。
お湯の温度・・・・・82℃~88℃ このくらい迄、湯温を下げます。
理想は深煎り豆は低めの温度、浅煎り豆は少し高めの温度、好みにもよります。
湯温計があれば理想的。無ければ1分半ほど掛けて、お湯を冷ます。(杯数により異なる。)
お湯の温度はとても気にして欲しいのですが、とても神経質にならなくても良いです。温度を気にし過ぎると、お気軽にコーヒーを淹れることができなくなりますから。
お湯を注いだときに大きな泡ができてしまったら、温度が高い証拠。
ただし、熱湯は厳禁。ダメ、絶対!!
お湯をドリップポットに移し替えてださい。1人前のお湯の量だと1~1.5分程度、冷ますだけでOKです。
お湯を注いでみましょう

ハンドドリップ
⑤・1湯目 19/10/04・淹れるコツを追記
湯柱を極細くして、少量のお湯をコーヒー粉だけに乗せていきます。(画像を参考に)
コーヒー粉が全体に湿る程度で良いです。
湯量は下のサーバーに、コーヒー液が数滴落ちる程度。
-
ポイント
- お湯はペーパーフィルターの縁には絶対に掛けない。
- コーヒー液が数滴ほど落ちなければ、お湯がコーヒー粉全体に染み渡っていません。
- 肘を固定し手首を使い、お湯をコーヒー粉にのせるというイメージで注ぐと上手くいきます。
イメージが『注ぐ』だとお湯が沢山出がちになり、きっと薄いコーヒーが出来上がるでしょう。
反対に『のせる』イメージだと人間の脳が本当に「お湯をそ~~~っと乗せる動作に移れ」と命令を出し、身体の動作が反応をして、お湯を極細く出る傾向になるでしょう。
言葉の持つイメージひとつでお湯が出る量も変わり、コーヒーが薄まるコトを防げます。
お湯を注ぐコツ
■■■ お湯を安定して注ぐコツは。上記2つを実践してください。お湯が安定して細く途切れずに出せるでしょう。
お湯の注ぎ方が上手くいかないのは、1~2秒ほど細く途切れず状態を保つ、つまり注ぎ細さの静止が出来ないから。
注ぎ細さの状態を保てないままに次のドリップ動作に移るから、もっと上手くいかなくなります。
お湯の注ぎ細さ状態を保つコトが出来たら、ハンドドリップ技術は上達をします。
コーヒー粉の蒸らし具合は

⑥・コーヒー粉を長くても、30秒くらい蒸らしてください。
粉がお饅頭のように、ゆっくりとふくらんでいきます。画像のように、ふくらんでくれば新鮮な証拠。
ポイント・・・手元に秒針が付いた時計があれば、もっと便利。
2湯目以降・お湯の注ぎ方

コーヒーの淹れ方
⑦・2湯目。
続いて細い湯柱のままで、1湯目と同じ分量のお湯を注いでいきます。お湯を中心部から外側に向けて、”の”の字を書くように広げていきます。
ポイント
- 肘を固定し、肘から先で”の”の字を書くようにする。
- お湯は粉に近い位置で注ぐコト。
- お湯はドーナッツの穴の中に注ぐイメージで。
- お湯はペーパーフィルターのふちには絶対に掛けない。(薄い原因)
2湯目が終わったあと、直ぐに3湯目のお湯を注ぎます。
濃い口のコーヒーがお好きな方は、⑧を繰り返してください。ただしお湯は最後まで、細くゆっくり落とさないこと、雑味の原因。
あっさりとした味がお好きな方は、湯柱を5㎜程度に太くしてお湯を注ぎます。
ポイント・・・コーヒーのおいしい成分は、この辺りで出てしまいます。
⑨・4湯目。
湯柱を5㎜程度にし、お湯を次々と注いでください。湯面の上げ過ぎに注意。コーヒーが薄い原因の1つ。
ポイント・・・コーヒー粉の中のお湯が、半分減ったら半分足す感じで。
⑩・5湯目。
コーヒー液が人数分、出来るまで、⑨を繰り返してください。人数分できましたら、直ぐにサーバーから外してください。
ペーパーフィルター内の粉には不味い成分の素、雑味(アク)でいっぱいです。これで、完成です。
では香り高い、自家焙煎のコーヒーをお楽しみください。
コーヒーの淹れ方・注意点
注意点。①・コーヒー粉に細かい泡が沢山できることが、コーヒーのおいしさの決め手。
粗く大きな泡は、お湯が熱すぎるため。反対に泡が出来ないとか、少ないのはお湯がぬるすぎるか、コーヒー粉が古いためです。
②・お湯が熱すぎるとエグ味・渋みなど、雑味の一因ともなります。また低い温度のお湯でドリップをすると酸味・コクが無いの一因ともなります。
③・開封後のコーヒー豆・粉は密閉された容器に入れ、必ず冷蔵庫で保存してください。
コツを、お教えいたします
お近くの方は店舗までお越しいただければ、いつでもお教えいたします。コーヒーに関するご要望・ご質問がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
「コーヒーの入れ方|淹れ方」のまとめ
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます。コーヒーハンドトリップは、これと言った正しい”コーヒーの入れ方”はこれだ!!! と、言ったものはありません。
ですから多くのサイト、本などで様々な方法が書かれています。
しいてポイントがあるとすれば。
- コーヒー粉を正しく計る。
- 水の分量を正しく。
- コーヒー粉は細かく挽き過ぎない。
- お湯は冷まして、熱湯厳禁。
- お湯は、ゆっくり細く。
- コーヒーが出来上がったらドリッパーを直ぐに外す。
後は愛情を注ぐ元になりますから、コーヒーカップは温めてください。冷めたカップは愛情も冷めやすい???
私もコーヒー初心者の頃は、コーヒーを上手に入れることが出来ませんでした。
しかしコーヒーを每日1杯、半月間作り続ければ上手になれました。私でさえ出来たのですから、きっとあなた様にも出来るはず。
每日1杯、半月間~1ヶ月は続けてみる。諦めたら上手になりません。
一番のポイントは、諦めないコトでしょうか。
コーヒーの淹れ方は練習をしていただくと、どなたでも簡単に香り高いコーヒーが作れるようになります。わからなければ、いつでもメールでお問い合わせください。
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