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コロンビア アンティオキア県 メデリン地区

テイストテイスト(味わい・風味)
アーモンドなどのやナッツ系の香り。香ばしく、かろやかに飲める。

思い浮かべる酸は、甘夏や八朔の余韻が表れるでしょう。

» なぜ、甘夏や八朔の余韻があるのか?
赤道に近く高標高の農園で『カチモール種』を栽培すれば、良質の酸が含まれたコーヒーになります。標高は、約1,750mと高く、天日による乾燥方法も要因のひとつ。

酸が表れるように意図した焙煎方法も理由としてあるのです。

ちなみに、ここで栽培されているカチモール種は、病気や害虫に強く、収穫量も多い。


このコーヒーは、コロンビア北西部産です。

ときどき販売しているウィラやナリーニョなどの南部産と味わいがちょっと違います。コロンビア北部は赤道に近く、南部と比べて暖かいため、酸が少なめなのです。

» 注ぐお湯の温度で味わいが変わる
お湯 85℃ » カカオ感が表れ、柑橘系の酸がわかりやい。ただ、香りが少し弱くなる。

お湯 93℃ » 香り強く、質感は弱め。クリーミーですっきりした喉越しになる。甘夏の甘酸っぱさが表れたりする。


耐熱耐病のために作られた水洗精製のカチモール品種を中深煎りへ焙煎すれば、味わいにカカオ感が表れやすいです。このカカオ感をどのていど抽出するのかがこのコーヒーのポイント!!

カカオ感は、お湯の投入回数や温度、懸濁液をどのくらい落とすのかで決まります。

淹れ方のアドバイス



じっくり丁寧に注げば、カカオ感が上がります。3分以上かけて丁寧に淹れると、粉っぽさが増えるので要注意!!

95℃以上のお湯を注げば、金属味が出やすくなります。ただ、金属味を感じるかどうかは、ひとによります。


85℃のお湯を注いで金属味など嫌いな味が出なければ、90℃で淹れてください。抽出効率がよくコーヒー成分も多く出ます。

金属味が出れば、お湯の温度を下げてください。そうすれば、金属味は感じなくなるでしょう。さまざまな抽出温度で試してくださいね。


ちなみに、93℃のお湯で注げば、抽出効率が良いので、コーヒー成分も抽出されやすいです。ただし、コーヒーベッドを壊したり削ったりしないでください。

壊せば、あなたの嫌いな味が出ます。







■ 抽出器具
・コーノ ドリッパー
・コーノ 純正フィルター

■ 抽出の基本設計
・コーヒー粉 : 粗挽き 10g
・お湯 150cc
・お湯の温度 83~85℃
・粉と水(お湯)の比率は 1:15
・できあがり量は、130ccくらい
お湯を160ccにすれば、水の分子間に取り込まれる成分が多くなり、味わいも複雑になりますよ。

■ 淹れ方
① お湯 20cc 均一に回し掛ける。
② 蒸らしなし。
ここから6回に分けて注ぐ。
③ 10cc +30cc + 25cc+ 25cc + 25cc + 30cc
④最後のお湯は落とし切る

■ 淹れ方③からのお湯の注ぎ方
・お湯は、素麺ぐらいの細さを想像して注ぐ
・まず 10cc + 30cc のお湯は、コーヒーポットの口を高く上げて注ぐ
・つぎの25ccが続くところは、コーヒーポットの口をできる限り下げて注ぐ
・最後の30ccのお湯は、コーヒーポットの口を高く上げて注ぐ

高く上げる位置は、お湯が割れる高さから、すぐ下のところ
この位置こそが高攪拌になる

» お湯の太さは 変えない。
» お湯は真ん中に真っすぐ落とす
» お湯は グルグル回さない
» 懸濁液の高さを維持する
» ドリッパーから落ちてくる流量は最後まで変えない

このように注ぐと 過度な粉っぽさや渋みがなく、甘い余韻が出ますよ。

■ 3分ほど経過してから飲む
淹れたてのコーヒーを飲めば、熱すぎて味がよくわからなかったりします。「味がわからん。」となれば、3分ほど経過してから飲むといいですよ。

ひとの味蕾は、コーヒーの温度が体温に近くなるほど、甘みを感じやすくなるからです。
» 食べ物の味と温度の関係

» 1回目の味の出方を参考しながら好みの味に近づける
コーヒーは『淹れて飲む』を繰り返しながら好きな味になるようにする飲み物です。1回目の味の出方を参考にして、2回目3回目と好きな味になるように淹れ方を工夫してくださいね。

1回目の抽出からベストな味を狙えば、ストレスを感じます。(-_-)

店主も1回目で美味しいコーヒーが淹れられる確率は低いです。ただ、味の修正のコツを知っているので、徐々に好きな味に近づくのです。




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coffee
中深煎り

コロンビア アンティオキア県 メデリン地区 商品コード:CS352

【 販売価格 】¥540(税込)
在庫状態 : 売り切れ
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生産地の特長

ここでは、コロンビア アンティオキア県 メデリン地区にある収穫産地の商品情報をお伝えします。
産地の特長
コロンビアの北西部にあり、中央および西アンデス山脈の斜面に位置する『アンティオキア県』。

この地域は、透明な水と丘と谷が特長。さらに、多様な生態系があり、高品質なコーヒーを生む産地として知られているのです。


アンティオキア県は、コルドバ県やチョコ県、ボリバル県・サンタンデール県・ボヤカ県と国境を接しています。県の北西部の狭い区域では、カリブ海に面しているんですね。

このような立地条件により、複雑な微気候がもたらされ、優れたコーヒー品質に寄与しています。

農家による湿式製粉プロセスも優れたコーヒーになる要因のひとつ。湿式製粉プロセスは、農家のひとの手で慎重に選別されているのです。


澄んだ水。そして、適度な斜面。

このような栽培環境に恵まれたため、コーヒー生産量は多く、コロンビア国内では、コーヒー生産地として有名になりました。

品質の高いメデリン産の豆は、産地の名前を冠した『メデリン』の商品名で取引されているのです。
産地情報

» 生産地
  コロンビア /
  アンティオキア県 /
  メデリン地区

標高:1,750mm
等級:スプレモ

» 品種
  カスティージョ種
» スクリーンサイズ
・S19‥28%
・S18‥56%
・S17‥14%
・S16‥ 2%

乾燥方法:天日乾燥
精選方法:ウオッシュド

収穫時期:9~10月
収穫年度:24年

定温倉庫でコーヒー成分の減少を防ぐ
仕入先が委託している倉庫では、季節に応じて温度や湿度の管理をおこないます。

コーヒー豆は、15℃に設定された定温倉庫で保管され、コーヒー成分の減少を抑えています。

コーヒー成分が保たれていれば、3年前に収穫されたコーヒーを飲んでも味わいの少なさを感じさせません。

もっとも成分だけで言えば新穀は多く、年数が経つにつれ減少します。