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ニカラグア ペラルタ農園 マラゴジッペ

テイストテイスト(味わい・風味)
飲みやすく、シルキーな口あたり。オレンジやミカンなど柑橘系の甘い余韻が続きます。

冷めるにつれて、甘みの表情がキャラメルやキャンディーに変わるでしょう。

» なぜ、ミカンを感じるのか?
甘酸っぱさを感じるのは『マラゴジッペ種』で作られているからでしょう。さらに、標高が約1,100~1,500m高く、寒暖差で果実が引き締まっているのも要因のひとつです。


» コーヒー豆のなかで、もっとも大粒なマラゴジッペ
マラゴジッペ種は、ブラジルで生まれたティピカからの突然変異種。アラビカ種のなかでもっとも背が高い大型の豆です。

淹れ方のアドバイス

» 粉と水の比率を変えれば味わいが変わる
粉の量を固定して、溶媒(お湯)の量を変えてみましょう。
・1ː14 » 10gː140cc
・1ː15 » 10gː150cc
・1ː16 » 10gː160cc

お湯の量が増えれば、お湯はコーヒー成分を多く取り込みます。味わいは、キャンディーのような甘さのなかに柑橘系の甘さも加わるでしょう。

店主オススメは、1ː14の比率。お試しくださいませ。


■ 注ぐお湯の温度で味わいが変わる
93~96℃ » 苦味の傾向になります。
84~85℃ » 味わいがキレイで、なめらかになります。

コーヒーを淹れて3分経過したのち飲めば、甘みがよくわかりますよ。温度が下がれば、味蕾が甘味を感じやすくなるからです。




このニカラグアコーヒーの品質は、脆く、過度に砕け微粉が出やすい傾向です。

苦みや渋みが過度に感じられるようでしたら、パウダーコントロール茶こしで微粉を取り除いてください。店主オススメの微粉を取り除く量は、0.5gから1gです。


じっくりお湯を注げば、質感が上がります。3分以上かけて丁寧に淹れれば、出過ぎになりやすいので要注意!!

95℃以上のお湯を注げば、金属味や渋みが出やすくなります。ただ、渋みを感じるかどうかは、ひとによります。


85℃のお湯を注いで渋みなど嫌いな味が出なければ、93℃で淹れてください。抽出効率がよくコーヒー成分も多く出ます。

嫌いな味が出れば、お湯の温度を下げてください。そうすれば、過度な味わいは感じなくなるでしょう。さまざまな抽出温度で試してくださいね。


ちなみに、93℃のお湯で注げば、抽出効率が良いので、コーヒー成分も抽出されやすいです。ただし、コーヒーベッドを壊したり削ったりしないでください。

壊せば、あなたの嫌いな味が出ます。







■ 抽出器具
・コーノ ドリッパー
名門2人用フィルターを使用
・コーノ 純正フィルター

■ 抽出の基本設計
・コーヒー粉 : 中粗挽き 15g
・お湯 210cc
・お湯の温度 90℃
・粉と水(お湯)の比率は 1:15
・できあがり量は、180ccくらい

■ 淹れ方
① お湯 20cc 均一に回し掛ける。
② 30秒間、コーヒー粉から成分を引き出す。
    これは蒸らしと言われてる。
③ 70ccを高い位置から注ぐ。
④ 5秒待つ。
⑤ 60ccを低い位置から注ぐ。
⑥ 5秒待つ。
⑦ 60ccを低い位置から注ぐ。
④最後のお湯は落とし切る

■ 淹れ方③からのお湯の注ぎ方

  • お湯は、素麺ぐらいの細さを想像して注ぐ

  • まず 70cc のお湯は、コーヒーポットの口を高く上げて注ぐ


  • ここからのお湯は、3mmぐらいの細さを想像して注ぐ

  • つぎの60ccのお湯は、コーヒーポットの口を下げて注ぐ

  • 最後の60ccのお湯は、コーヒーポットの口を高く上げて注ぐ



» 注ぐお湯の高さを上下させコクを出す
高く上げれば » 高攪拌。スッキリ味になる。
0mmを目指し下げれば » 低攪拌。濃厚なコクになる。

高く上げる位置は、お湯が割れる高さから、すぐ下のところ。この位置こそが高攪拌になる。

このように注ぐと 過度な粉っぽさや渋みがなく、果実感のある余韻が出ますよ。


■ 3分ほど経過してから飲む
淹れたてのコーヒーを飲めば、熱すぎて味がよくわからなかったりします。「味がわからん。」となれば、3分ほど経過してから飲むといいですよ。

ひとの味蕾は、コーヒーの温度が体温に近くなるほど、甘みを感じやすくなるからです。
» 口腔内への温度提示と食品の温度が食体験と味覚に与える影響

» 1回目の味の出方を参考しながら好みの味に近づける
コーヒーは『淹れて飲む』を繰り返しながら好きな味になるようにする飲み物です。1回目の味の出方を参考にして、2回目3回目と好きな味になるように淹れ方を工夫してくださいね。

1回目の抽出から、ベストな味を狙えば、ストレスを感じたりします。(-_-)

店主も1回目で美味しいコーヒーが淹れられる確率は低いです。ただ、味の修正のコツを知っているので、徐々に好きな味に近づくのです。




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coffee
中煎り

ニカラグア ペラルタ農園 マラゴジッペ 商品コード:CS357

【 販売価格 】¥681(税込)
在庫状態 : 在庫有り
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電球のアイコン 挽き具合の調整もお受けいたします

生産地の特長

ここでは、ニカラグア ペラルタ農園の商品情報をお伝えします。

ニカラグア最高峰のコーヒー農園ペラルタ・コーヒー。COE(カップ・オブ・エクセレンス)入賞常連農園で2007、2012年には1位を獲得しています。
産地の特長
» 昼夜の寒暖差が味方するペラルタ農園
ニカラグアは、1990年まではENCAFE(ニカラグアコーヒー院)だけが国家の輸出業務をおこなっていました。けれども1991年に、民間への自由化とともに現在約30の輸出業社がコリントから輸出しています。

ニカラグアは、以前までヒノテガやマタガルパが高品質とされていました。近年では、COEの入賞からヌエバ・セゴビアが注目を集めているのです。


ニカラグア最北部・ヌエバ・セゴビア区に位置するのが『ペラルタ・コーヒーペラルタ一族の農園』。この農園は、代々コーヒーの栽培を続けており、ニカラグア内でも標高の高い地域とされています。

肥沃な土壌と傾斜地の水はけの良さ、昼夜の寒暖差も一段と強める麓からの清風がこの地域の品質の高さの秘訣なのです。


現農園主は、フリオ氏とオクタヴィオ氏。

その恵まれた自然環境に甘んじることなく、非常に勤勉な農園主です。各品種毎の区画整備をはじめ、さまざまな取り組みをおこなっています。

そのなかで、農園の区画ごとの特性の把握と、それぞれの精製方法による影響なども細部までこだわったなかで生まれたロットがこのたび紹介するコーヒーです。


単一農園かつ区画別はもちろん、区画毎に精製方法を区別し、それぞれの収穫日と乾燥日数まで徹底されたトレーサビリティは、農園主・フリオ氏とオクタヴィオ氏の品質向上へのたえまぬ探究心の賜物なのです。

» 栽培と収穫
ペラルタ農園は、長期的な視野で栽培管理・精製・選別の各工程において、様々な取り組みをおこなっています。
・土壌分析に基づいた効率的で最適な施肥
・土壌養分状態とシェードの管理
・病害虫対策

さらに、農学士や品質管理担当者、農園マネージャーとオーナーの相互協力と理解を深めています。


最適な完熟度のチェリーのみの収穫(平均20ブリックス値)や、品種毎のパルピング機器の微調整と機器の適切で継続的な管理、そして、農園・区画・品種・標高・収穫日・ブリックス値と精製方法などの情報管理をもとにした徹底されたトレーサビリティを確立しているのです。
産地情報

» 生産地
生産国:ニカラグア
栽培地:ニカラグア北西部 ヌエバ・セゴビア県 ペラルタ農園内の1区画
標高:約1,100~1,500m

等級:グレードA
品種:マラゴジッペ種
精選方法:ウオッシュド

» 乾燥方法
アフリカンベッドで天日乾燥
日射量や乾燥状況に応じて、紫外線カット率を30%・50%・80%と細かな調整を行う。

» スクリーンサイズ
S19…90%

収穫時期:11月~3月
収穫年度:2025年

定温倉庫でコーヒー成分の減少を防ぐ
仕入先が委託している倉庫では、季節に応じて温度や湿度の管理をおこないます。

コーヒー豆は、15℃に設定された定温倉庫で保管され、コーヒー成分の減少を抑えています。

コーヒー成分が保たれていれば、3年前に収穫されたコーヒーを飲んでも味わいの少なさを感じさせません。

もっとも成分だけで言えば新穀は多く、年数が経つにつれ減少します。