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珈琲工房サントス 瀬崎 亮一 珈琲のお悩み解決情報, 珈琲の淹れ方

素材で選んだ理由【鶴くち細口コーヒーポット】専門店店主が24年使った感想

コーヒードリップポットの選び方

2023.05.09 更新
今すぐ 素材で選んだ3つ理由を読みたい方は こちら
  • コーヒーポットは高価だと知ったので、買って損をしたくない
  • 鶴くち細口コーヒーポットを買うと決めている。だから、評判を知りたい
  • 専門店が、どんな素材と種類のコーヒーポットを使っているのか知りたい
コーヒーポットを買おうと思っているのですが~。

けれども「実際に使い心地とか、使っているひとに聞いてみたい。」とお考えのひとは多いです。なぜなら、人間は実物を見聞きしなければ、信じない生き物だからです。


店主は、コーヒー豆専門店を経営して24年間「実際のところはどうなのか?」とお客さんから相談を受けてきました。

その結果、お客さんが「教えて欲しい」と思っているのは、以下の3つだとわかりました。
  • 専門店が使っているのを見たい
  • 専門店から使い心地を教えて欲しい
  • 本当は どうなのか知りたい

この3つから「コーヒーポットを買うときの情報不足を感じているのだなぁ」と、店主は思っています。


そこで「初心者でも迷わずに鶴くち細口コーヒーポットが買えるように」店主が、毎日使っている道具の使いごこちを解説します。雫一滴ドリップができるのか、注ぎ口にフォーカスして書いています。

本記事を読めば、コーヒーポットを選ぶときの保温性や頑丈さ、それから価格がわかるので、もう迷わなくなります。さらに、極細く出せる道具の種類もわかり、購入したあとの使いごごちを想像すると楽しくなります。


それでは『素材で選んだ理由【鶴くち細口コーヒーポット】専門店店主が24年使った感想』を解説します。

楽しみに読み進めてください。


\ \ 必要なコーヒー道具一式がわかる //
コーヒーを淹れる
道具7点をご紹介


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雫のような点滴で、お湯を落とせる注ぎ口

コーヒードリップポット
鶴口の細口コーヒーポットの意味定義
本稿では、鶴くちと細口のさまざまな定義が出てきます。あなたと共通理解のために、鶴くちの基本的な定義は固めておいたほうが良いでしょう。次に挙げるのは、形から見た鶴くちと細口の定義です。


鶴くちと細口の形態的 定義
上の画像の注ぎ口が鶴くち。つるのクチバシに似ているので「鶴くち」と、呼ばれています。

店主が使っている物と、おなじ物です。本稿は、店主が使っているコーヒーポットについて解説をしています。

したがって、上の画像とおなじ道具で注ぎ口が180℃でフラットの物、かつ 注ぎ口も細くなっているコーヒーポットが、定義を満たすものとしましょう。


コーヒーポットの形態は決まりごとがないのが現状です。そのため、さまざまなウェブサイトで、意味定義をされています。
わかりにくい語彙である 鶴口で細口形状コーヒーポットの使いごこちを、想像しやすくするのが本稿の目的になります。

雫のような点滴ができるコーヒーポットは、注ぎ口が鶴口
注ぎ口が鶴くちだと、コーヒー粉にお湯を乗せると言うイメージ・想像が湧きやすいです。
良い想像ができると、

  • お湯の量が調性できる
  • ドリップスピードの調整ができる
  • リズムよくお湯が注げる

上記3つのイメージが湧きやすくなります。


お湯をとても細く一滴づつから極細に出せると、コーヒーハンドドリップがたのしくなります。

さらに、上達もはやいです。上達がはやいと、コーヒー濃度が好みの濃さになり、はやく納得できる味わいになるでしょう。


珈琲工房サントス店主も24年間 鶴くちコーヒーポットを愛用しているので、自信を持ってオススメします。


つぎは、あなたが気になっている、実際の使い心地をレポートします。

店主が愛用を続けている、使い心地をレポート

ハンドドリップ

注ぎ口が鶴くちなので、コーヒー粉にお湯を乗せるイメージが湧きやすい

コーヒーをドリップ・淹れるときを、想像してみましょう。


コーヒーポットの注ぎ口をコーヒー粉に限りなく近づけます。そして、わずかにドリップポットを傾けて、”そーと・ツーっ”と、というイメージでお湯を粉に乗せる。

すると、元気よく粉がお湯を吸い込みます。

コーヒー粉に吸い込まれたお湯が、全体に染み渡っていきます。


お湯に反応してお饅頭まんじゅうのようにコーヒー粉が、ふっくらと膨らんでいきます。お湯を乗せているので、お饅頭がパックリと割れる現象は起こりません。

蒸らし時間は25~30秒
粉はお湯を吸い込み、25~30秒掛けて、ゆっくりと膨らんでいきます。お湯を乗せているので、粉にお湯が染み渡ると、サーバーにポタッ・ポタッと数滴ほど、コーヒーが落ちるだけ。

蒸らしが終わり~2回目と3回目のお湯を注ぐ
2回、3回目のお湯も素めんのような安定感のある極細。だから、お饅頭のように膨らんだコーヒー粉を壊すというのはなく、コーヒー液がじっくりと抽出されていきます。


極細のお湯を60秒間かけて2~3回 お湯を注ぐのを繰り返します。イメージは、じっくり・ツーッと—。

すると、サーバーに落ちるコーヒー液も糸のようにツーッと、落ちていきます。

次々とお湯を注いでいく
コーヒーの出来上がり時間を気にしないで、次々とお湯をコーヒー粉に注いでいきます。

コーヒードリップ前半部分で、コーヒーの美味しさは出てしまいます。なので、後半部分は、コーヒー液の濃度調整です。


コーヒー液の濃度調整のお湯の量は、手首をわずか5度くらい傾けるだけ。

注ぎ口が鶴口だから5度くらい傾けるだけで、出てくるお湯の太さが、わずか1mmほど太くなります。まるで素麺~細うどんと言うイメージでしょうか。


コーヒードリップの終了まで、半分減ったら半分継ぎ足しと言う速度で、お湯を注いでいきます。

この場面でも、活躍するのが鶴口の注ぎ口。手首を回しても、お湯が太くなったり・細くなったりはしません。

ドリップ終了まで、ずっと安定してお湯を注げ続けらるのがイチ押しポイントの一つ。

お湯の湯面が上り過ぎないように
湯面が上がり過ぎるとコーヒー粉 濾過槽がくずれて、コーヒーが薄くなります。

ですが注ぎ口が鶴口だと、お湯の量を調整しやすいので『湯面を上げ過ぎない』意識さえすれば、コーヒー粉 濾過槽ろかそうは崩れません。この場面は意識が必要になりますから、集中が大切。


サーバーに落ちていく、まるで糸のようなコーヒー液。サーバー水面には小さな波紋ができて、コーヒー液がとろーりと、輪になって広がります。

ゆっくりと抽出をされたコーヒー液が、サーバーの目盛りまで上がると、コーヒーができあがります。


漂うような、とても良い香り。

鶴口の注ぎ口はお湯がドバーっと出ないので、コーヒーの香りが、水蒸気のようなお湯っぽさはありません。

さっそく、飲んで味の確認
できあがったコーヒーの試飲をしてみましょう。

蒸らしが完全にできていると、アクが出過ぎません。だから、味に透明感があり、とてもクリア。

コーヒー豆によくある特長の、

  • 甘味
  • コク
  • 余韻よいん

が、出過ぎた雑味により、邪魔をされません。
ハニー精製をされたコーヒー豆だと、

  • 黒ぶどうの実と皮のあいだにある、瑞々しい甘酸っぱさ
  • 熱いうちはココアとか、ダークチョコのような甘苦いコク
  • 果実のような甘~い香りと、いつまでも喉に残る、甘みの余韻

と言う、独特な表現の味わいも楽しめます。


鶴口の注ぎ口を使えば、最適なお湯の量でハンドドリップができ、コーヒーの全てが味わえます。そして濃厚なコーヒーから薄口アメリカンまで、注ぎ口ひとつで表現が可能。

だから店主は24年ものあいだ、鶴口コーヒーポットを手放せないのです。

以上で、店主からのレポートは終わり。


あなたの頭の中に鮮明なドリップ・イメージが描けていると、店主は嬉しいです。

購入するメーカーは、どこでも良い
コーヒーポットの鶴口を製造しているメーカーならば、どこで買っても良いです。鶴のような口ばしの精密度は、どこも同じだと店主は考えています。

だから、あなたの気に入った信用のできる製造メーカーであれば大丈夫ですよ。

店主から「これが良い製造メーカー・商品です。」と、言うのは、あなたにとって余計なのかな—と、考えています。

なぜならコーヒーポットは

  • インテリアとファッション性
  • 実用性
  • 安くてお手軽

と、いう側面があるからです。

ちなみに、ステンレス鋼で作られたコーヒーポットは高価。反対にホーローで作られた物は安価です。

あなたに どのような用途・趣味・嗜好がコーヒーポットにあるのか、店主にはわかりません。

なので、記事を読み進めていただいて、鶴口の注ぎ口が良いなと思ったら、用途・趣味・嗜好を考えれば良いでしょう。


しかし、「どこのメーカーを選べば良いのかわからない」と言う人のために、人気メーカーをお伝えしておきます。

リバーズ・バルミューダ・デロンギ・YAMAZEN・下村企販・イデアインターナショナルなどですねー。検索をすると表示されますから探してみてください。


つぎからは、いよいよお待ちかねの、店主が鶴口コーヒーポットを選んだ3つの理由を解説します。楽しみに、読み進めてください。

では、『理由の1つ目』一滴一滴お湯が乗せられる理想の注ぎを、解説します。


素材で選んだ理由【鶴くち細口コーヒーポット】専門店店主が24年使った感想をご紹介

【理由その1】一滴一滴お湯が乗せられる理想の注ぎ

コーヒードリップ
数あるドリップポットの中でも、鶴くちを採用しているコーヒーポットを使うのが理想。そして、ハンドドリップの上達速度にも鶴くちは影響をしていると、店主は考えています。

上達をしていると考える理由は、コーヒー粉にお湯を乗せるイメージが湧きやすいから。

想像をしてみましょう。

  • お湯が細く出る注ぎ口
  • お湯が太く出る注ぎ口

どちらがコーヒー粉にお湯を乗せるというイメージが湧きやすいでしょうか?

お湯が多く出てくると、トバーッ!! と、の、ようなイメージだと思います。

反対に、お湯が細く出てくると、そーっと、の、ようなイメージを感じるはず。なので、そーっと だと、お湯を乗せやすいイメージになりませんか。


お湯が乗せやすくなると、コーヒー粉の蒸らしのときに良いコトになります。

コーヒー粉の蒸らしのとき 良いコト3つ
  1. コーヒー粉がお饅頭のように、ゆっくりと膨らむ
  2. コーヒー粉が急激に膨らみ、パックリと割れない
  3. コーヒー粉にお湯が入り過ぎて、トバーッとコーヒー液が落ちない

実際にお湯が細く出せる道具があれば、試しにやってみてください。例えば、急須きゅうすとかですね。


参考までに、注ぎ口の先端が下向きに垂れている道具も解説をしておきます

注ぎ口が下向きに垂れているコーヒーポットは、お湯の切れが悪く垂直にお湯を落とせないので、使って見て とても不便だなーと店主は感じています。

なぜなら、
・お湯をコーヒー粉に乗せるイメージが湧かない
・お湯が多く出やすい
からが理由。


お湯がたくさん出やすい道具は、1人前・10gのコーヒー粉でドリップをするにときに困ります。ドバーっとお湯が出て、店主でも失敗をします。

失敗ドリップのコーヒー症状としては、できあがったコーヒーが薄くてコクがないですね。


ドバーっとお湯が出てコーヒードリップの失敗を防ぐために、珈琲工房サントスでは、鶴くちコーヒーポットを使っているのですよ。


次はステンレス鋼の保温性について、少し専門用語を使って、解説をします。

【理由その2】ステンレスの保温性

鶴くち細口コーヒーポットに使われている金属は、オーステナイト系ステンレス鋼で 18-8 規格。18-8 規格のオーステナイト系ステンレス鋼の熱伝導率は、鉄と比べて約1/5なので保温性は良い

保温性が良いというのは熱が伝わりにくい、専門用語で言えば、熱伝導率が低いということ。だから、水筒や魔法瓶にも使われています。


なぜ、ステンレス鋼の熱伝導率が低いのかというと、炭素を配合しているから。


ステンレス鋼の主成分は鉄。鉄に約12%以上のクロム(Cr)を含みます。

なお必要に応じてニッケル(Ni)や、他の物質をブレンド添加して作られる合金鋼なんですね。だから、100%・鉄の熱伝導率とは性質が違います。


また熱伝導率が低いと良いことがあります。それは、保温をしたいコーヒーポットに最適な金属なのですね。

なので、珈琲工房サントスでは、18-8 規格で作られた鶴くち細口コーヒーポットを採用しています。

熱伝導率ねつでんどうりつ とは、温度の勾配により生じる伝熱のうち、熱伝導による熱の移動のしやすさを規定する物理量である。熱伝導度や熱伝導係数とも呼ばれる。

wikipedia 様より引用




ステンレスは、なぜ? 頑丈なのかを次で解説します。

【理由その3】ステンレスは頑丈

ステンレス 18-8 規格で作られたコーヒーポットは、耐衝撃性において極めて強いのでオススメ。どのくらい頑丈なのかを、表にしてまとめています。

私がオススメをしている 18-8 規格をご覧ください。

ステンレスに使われている材質の種類と特長

略式名称18-018-8
(JIS規格)(SUS430)(SUS304)
基本成分約18%クロムと約8%のニッケルを含む約18%クロムを含む(ニッケルは含まない)
耐蝕性やや劣る最も優れる
耐熱性極めて優れる極めて優れる
熱伝導鉄の約1/2鉄の約1/3
耐衝撃性極めて強い極めて強い
磁性磁石がつかない磁石がつかない

18-0規格と18-8規格の磁性については、どちらも磁石が付きません。しかし、曲げや絞りなどの冷間加工を施した部分は、磁性を持つことがあります。

参考記事 / 引用 >> ステンレスに使われている材質の種類と特長・㈱三立製作所 様


略式記号 18-8 の、縦の欄をご覧ください。


耐衝撃性の欄がありますよね。

18-8の耐衝撃性たいしょうげきせいを見ると『耐衝撃性・極めて強い』とあります。ご覧のように、㈱三立製作所 様から見ても、強度・耐衝撃性が検証済だと言うのが、よくわかりますね。


耐蝕性たいしょくせい、いわゆるサビにどのくらい強いのか比べて見ると 18-0 規格が劣ります、つまりサビやすいのですよ。


あなたのご家庭にも、ステンレス 18-8 規格で作られた物が何かしら、あると思います。いつもの生活の中で、頑丈さを想像をすると、良くわかります。


今まで、ステンレス 18-8 規格で作られた物を落として、割れた経験がありますか?

道具が凹むのは あるかもですが、割れてしまうのは無いはず。割れた覚えがないほどステンレスは、耐衝撃性に強く、とても頑丈なんですね。


コーヒーポットのふたは、特に落としやすいもの。今後あなたもコーヒーポットをうっかりして床に落としてしまうかも—。


だから私が買うのならば、割れないことも考えて耐衝撃性が極めて強い物を選ぶでしょう。


ここまでコーヒーポットについて、だいたいご理解いただけたことでしょう。

次は「どんなコーヒーポットの素材を選べばいいの?」について解説します。

コーヒーポットの素材選び

coffee
ここからの内容は、コーヒーポットの素材選びを、店主の主観で書いています。


店主は、商売で使うために、

  • 実用性がある使い勝手と使用感
  • 落としても大丈夫な頑丈さ

に価値を感じて、ステンレス製・コーヒーポットを買いました。

しかし、あなたがコーヒーポットを選ぶときは、あなたの価値観で決めるのが良いです。


コーヒーポットの価値観とは、評価・判断するときに基準となる、あなたの生活スタイルです。あなたにとって、コーヒーポットは、何の価値があるのかを考えて、選べば良いですよ。


次は、目的を持って選ぶとよいですよー、と言う解説。

目的で選ぶとコーヒーポット購入の目安となる

コーヒーポットを選ぶときは、あなたにとってどんな価値が必要なのか、目的を持って選ぶと良いです。

選び方の目的は3つです。

  • ファッション
  • 実用性
  • お手軽

と、いう側面があるからです。

あとはプレゼント目的もあります。しかし、本記事で書くと長くなるので、別の機会にさせてください。

眼を閉じて、ゆっくりと考えてみてください。

  • キッチンの雰囲気に合わせる
  • 落ちても極めて頑丈
  • 少し凹んでも安いのが良い

高価なコーヒーポット。どうぞ、目的を持って、損をしないお買い物をしましょう。

店主の価値は実用性。

仕事で使うからです。だから頑丈・とてもお湯が細く出る・保温性で、ステンレス製・コーヒーポットを選びました。

ちなみに、店主が自宅で使うコーヒーポットは、お手軽だとかインテリアで選んでいるのかと言うと—。そんなことはありません。


なぜなら。
コーヒーポットが職場と家庭で違う物を使うと手の感触・使い方・淹れ方も違います。3つも違うと、自分の感覚がぶれてしまいます。

すると、仕事に影響をするので、職場も家庭用も同じステンレス製・コーヒーポットを使っています。


コーヒーポットの目的は決まりましか? 次は、素材を考えましょう。

壊れにくい材質と保温性で選ぶ

落としても凹みにくい材質を順にご紹介
落としたりぶつけたりしても壊れにくくて、保温性に優れた素材のコーヒーポットを選べば良いです。

注ぎ口の鶴くちを採用しているコーヒーポットで解説をすると—。


各製造メーカーの鶴くち細口コーヒーポットに使われている主な材質は3つ

  • ステンレス鋼 18-8 規格
  • 銅製
  • ホーロー

素材はどれを選んでも良いです。しかし、コーヒーポットで大切な点は保温性だと店主は考えています。

なぜなら、沸騰させたお湯をドリップポットに移すと、直ぐにお湯が冷めてしまっては困るから。


落とすと割れる凹むといった欠点はあるかもですが、落とすについては十分に注意をしてください。ホーロー製を選ぶときには と・く・に・注意 です。


保温性の良い材質で選ぶ
温度低下が少ないコーヒーポット・ケトルを順にご紹介
  1. 銅製ケトル
  2. ステンレス製ケトル
  3. ホーローケトル

最近は電気ポット式で、お湯の温度を細かく設定できる機能がついたコーヒーポットもあります。温度設定が細かく調整ができるのであれば、良いかな—と、店主は思っています。


次は、素材別のおすすめ鶴口コーヒーポットを解説しましょう。

素材別・おすすめ鶴口コーヒーポット

銅の素材

  • カリタ
    鶴くち銅製ポット 銅ポット600
  • カリタ・鶴くち銅製ポット

メーカー希望小売価格 8,800円(本体価格:8,000円)

製品概要
味わいをひときわ深める、銅製品

商品コード:52071
JANコード:4901369 507529
本体サイズ(mm):185×95×150
本体重量:350g
化粧箱サイズ(mm):172×100×160
商品重量:466g
C/S 入数:24

製品詳細
材質:銅製 
接地底径:約78mm 
満水容量:600ml
日本製

株式会社 カリタ 様



銅製コーヒーポットは、とても高価。しかし水量をコントロールするのが、とてもしやすいので優秀さを感じています。

初めの1回目を注ぐときも、一気にお湯が出ません。その上、注いでいるときに注ぎ口から水の流れが確認できますよ。


ファッション性とか、インテリアとしても考えられます。ご予算に余裕がある方は、どうぞご検討ください。

デメリット
  • 錆びやすくて、凹みやすい
メリット
  • 保温性に優れている
  • 柔らかい金属なので、加工をしやすい

銅素材は加工が施しやすいです。なので、ペンチで注ぎ口の先端をつぶして、さらに極細にしている人もいます。

ステンレス鋼の素材

カリタ・鶴くちステンレス18-8製ポット・DP1000W

  • カリタ
    鶴くちステンレス18-8製ポット
    DP1000W
  • カリタ・鶴くちステンレス製ポット


メーカー希望小売価格 8,800円(本体価格:8,000円)

製品概要
本体艶消しで、ハンドル取っ手とフタつまみが、木製仕様。

商品コード:52231
JANコード:4901369 522317
本体重量:363g
化粧箱サイズ(mm):260×125×160
商品重量:540g
C/S 入数:12

製品詳細
材 質 :ステンレス18-8製 
本体板厚:0.5mm
高 さ :150mm
接地底径:約97mm
満水容量:1000ml
日本製 (MADE IN TSUBAME)

株式会社 カリタ 様


本記事で解説をしている18-8 規格・ステンレス鋼のコーヒーポットです。


1滴づつ雫のようにお湯を落として、濃いコーヒーを作る点滴ドリップをしたい上級者の人にはおすすめですよ。取っての位置は、熱が伝わりにくい場所についています。

ネックが根元から同じ細さなので、ドリップスピードに変化をつけても、湯量は変わりません。なので、珈琲成分をしっかりドリップでき、濃いコーヒーが完成します。


繊細なコーヒードリップとか、扱いやすいコーヒーポットを探している人向けに作られた商品ですね。「鶴くち」のコーヒーポットは、ステンレス製と銅製でしか見かけません。

デメリット
  • 少し冷めやすい
メリット
  • 保温性に優れている
  • 頑丈で、壊れにくい

詳しくは、『専門店店主が24年愛用する3つの理由』から、読んでください。 >> 戻って読む

ホーローの素材

  • カリタ
    ホーロー製ポット
    コーヒー達人・ペリカン1ℓ(ホワイト)
  • カリタ・ホーロー製ポット


メーカー希望小売価格 4,840円(本体価格:4,400円)

製品概要
太くも細くも注げるプロも認めるユニークな注ぎ口は自分好みのコーヒーを抽出できます。

商品コード:52125
JANコード:4901369 521839
本体サイズ(mm):210×110×200
本体重量:625g
化粧箱サイズ(mm):195×115×190
商品重量:725g
C/S 入数:18

製品詳細
材質:ホーロー製 
接地底径:約95mm
満水容量:1L
日本製
株式会社 カリタ 様



ホーローは、鉄・アルミニウムなどの金属材料で作られていて、二酸化ケイ素を主成分とするガラス質のうわ薬を高温で表面に焼き付けたもの。なのでホーロー素材は、コスパの高い素材です。

リーズナブルな価格ながらも、普通に使うには壊れません。さらに子供さんが大きくなられて、慌ただしい環境から卒業されたご家庭なら、落とすというのも無いですよね。

ドリップするときの水の流れる線は一定ですから、注ぐときに苦労をしないはずです。

デメリット
  • 欠けたところから、サビやすい
メリット
  • 保温性に優れている
  • とても安価

ホーローケトルが欠ける場面は、コツンと物に当たったとき。結果、欠けた所から錆びて来るでしょう。

ご紹介したホーローポットが、他のステンレスポットと比べて、同じ鶴くちなのかは微妙ですがー。数あるホーロー製ポットのなかでは、カリタ製品が比較的に精度の高い鶴くちとなっています。


いよいよ終わり近くになってきました。もう少しで記事が終わりますよ。

材質は、どれを選びますか?

その他の材料では、陶器製があります。

変わったところでは、鉄製の鉄瓶でコーヒーを淹れている人もいますよ。鉄瓶のコーヒーポットを探すのは、時間が掛かると思います。


このように様々な材料で作られているコーヒーポット。店主がおすすめする材料は、本記事でご紹介をした3種類です。
おすすめをする理由は、世の中に多く出回っているから。

いつでも販売をしていないと、あなたが欲しいと思ったときに買えませんよね。さらに初心者の人がコーヒードリップを始めようと思っても、手軽に買えないと、直ぐに始められません。


あなたにとって、どのようなコーヒーポットが良いですか?
いよいよコーヒーポット選びを考えてみましょう。

考える内容は価値観。あなたのコーヒーポットに対する価値観だけです。

コーヒーポットは
  • インテリアとファッション性
  • 実用性
  • 安くてお手軽
と、いう側面があるのを思い出してください。


私ならば、お湯を極細く出すのが価値観です。だから鶴口を選択しているのですよ。

鶴くちで、頑丈・壊れにい・保温性・サビない材質は、ステンレス鋼だけです。


次は、最後の項目。コーヒードリップの上達のコツをお伝えします。

コーヒードリップ上達のコツは道具

コーヒーハンドドリップを早く上達させるには、良い道具を選ぶのが近道です。

太い注ぎ口を選ぶと上達をするまでに遠回りになるからが、理由。「お湯を注ぐのが太くても、何でも良いよ」ではないのですよ。

コーヒードリップに適した道具を選ばないといけません。なぜなら、なかなか上達をしないので「プロになるわけじゃあないから、もう、ええわ!!」と、なるからです。

「もう、ええわ!!」と、ドリップの練習を投げ出してしまうと、ドリップしたコーヒーを飲むこと自体が面倒になります。

そしてインスタントとか、コンビニコーヒー生活に戻る人は多いです。


「もう、ええわ!!」と挫折をしないためにも、お湯を細く注げる・鶴くち細口コーヒーポットを選びましょう。


そして素材はステンレスに決定!! ステンレス素材で作られたコーヒーポットは高価なので、きっと大切に使いますよね。


では、あなたの価値観でお気に入りのコーヒーポットを探してみてください。お気に入りのコーヒーポットが買えたならば、諦めないでコーヒードリップの練習してください。


あなたが気に入って買ったコーヒーポットです。根気よくドリップ練習を続けていけば、極細くお湯が出せるようになるでしょう。


関連記事 >> 美味しいコーヒーの淹れ方を、わかりやすく解説


本記事をお読みいただいて、細く出せる注ぎ口の使い勝手と、どの素材を選べば良いのかが、おわかりになったと思います。あなたのコーヒーポット選びのご参考になれば、嬉しいです。

鶴くち細口コーヒーポットの使い心地のまとめ

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます。

大切なので、再度まとめとして書いておきますから、覚えてください。


まとめ。

鶴口コーヒーポット・店主が選んだ3つの理由



  • 鶴くちコーヒーポットは、お湯が一滴一滴ドリップできる

  • 18-8 規格ステンレス鋼は、壊れにくくて頑丈

  • 保温性に優れている 18-8 規格ステンレス鋼


コーヒーポットは、お湯の注ぎ口である先端部分が「つる口」と呼ばれている物を買ってくださいね。「ツル口」形状のポットを買えば、コーヒーハンドドリップ技術も早く習得ができます。

コーヒードリップ技術を習得できると、お湯が細く出せれて、満足のできる濃さのコーヒーが飲めます。


実際に買い物に行けばコーヒーポットの種類は多い。「どれを買おうか」と迷うでしょう。

「どのコーヒーポットにしようかと」迷ったら、珈琲工房サントスまで、お問い合わせください。

珈琲工房サントスでは、あなた様に自身を持って良いアドバイスができますから、便利に使ってください。


あなたにとって、使い勝手の良いコーヒーポットに巡り会えることを、店主はお祈りしておきます。そして香り良いコーヒー生活をお楽しみください。


本記事の内容が、これからコーヒーポットを買いたいと考えている あなたのお役に立てれば、店主はとても嬉しいです。


追伸
せっかくお気に入りのコーヒーポットを買ったら、次にしなければ ならないことをお伝えします。

次にすることは、コーヒードリップの練習。練習をするためのコーヒー豆・粉が必要です。

鮮度が良い豆を選ばなければならない理由は、早く上達をするため

コーヒー粉を蒸らすときの膨らみ具合が、毎回 同じでなければ、コーヒードリップが上達したのか? が、わからないから。

鮮度が悪くて、お湯を注いでも粉が膨らまないコーヒー粉で練習をしても、上達をしないし楽しくもないです。

さらに毎回、コーヒーの味が美味しくないと、どれが正解の味なのか、わからなくなってきます。

だから、鮮度の良いコーヒー豆・粉を 100g から小まめに買って、練習を続けると上達が早いです。


上達を早くするために、焙煎直後のコーヒー豆販売店を探してみましょう。

お近くになければ、コーヒー豆を 100g から送ってくれる通信販売サイトを探してみるのも良いでしょう。

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